2月20日の最高裁6対3判決(Learning Resources, Inc. v. Trump)でIEEPAに基づく関税が違憲とされ、$1,650億超の関税収入が失われた。トランプ大統領は即日、通商法122条で全輸入品に暫定10%関税を発動(150日間限定)。さらにUSTRが中国・日本・EU含む約80カ国に対し通商法301条調査を開始。$1,300億超の関税還付をめぐりCostco・FedEx含む2,000社以上が訴訟を提起。EU議会は米EU通商合意の批准を前進させ、15%超の新関税には停止条項を付与した。
ドル円は160.29円付近で推移し、2024年7月に政府が為替介入を実施した160円の心理的水準を突破した。週間レンジは158.07-160.42円。片山さつき財務大臣は為替市場に対して「大胆な行動」を取る用意があると発言。日本の原油輸入の94%が中東に依存し、74%がホルムズ海峡を経由するため、原油高が貿易赤字を拡大させ構造的な円安圧力が持続。日米金利差(BOJ 0.75% vs Fed 3.50-3.75%)もキャリートレードを通じたドル買い・円売りを加速させている。YTDでドル円は+2.20%上昇。
出典: Wise, BabyPips, US News, Forex.com — 2026年3月27-28日
AUD/JPYGBP/JPY
豪ドル・ポンド対円はリスクオフで下落 — 中国減速懸念が豪ドルに重し
AUD/JPYは週間高値の111.82円(3/22)から109.70円まで下落。テクニカル指標は弱気優勢(14指標が弱気 vs 12指標が強気)で、来週109.11円への下落も予測されている。豪ドルはコモディティ通貨であるが、中国経済の減速懸念と米中貿易摩擦再燃が追加的な売り圧力をかけている。GBP/JPYは210.13円と前日比0.56%下落。日中レンジは209.19-210.62円。52週レンジは184.36-215.05円と広く、地政学リスクのボラティリティが際立っている。
富士通は防衛装備庁(ATLA)からの研究委託で「Fujitsu Accelerator Program for Defense Tech」を立ち上げ、マルチAIエージェントを活用した意思決定支援AIの開発を進める。一方、科学技術振興機構(JST)のMoonshot研究プログラムは、NVIDIAのAI・ロボティクス技術を活用し、2050年までに自律学習ロボットが日常生活に統合される世界を目指す。高齢化社会への対応として、調理・清掃・介護を行うロボットの研究が進行中。
出典: Fujitsu Global, NVIDIA Blog — 2026年3月
EVSonyHonda
Sony Honda Mobility、AFEELA EVプロジェクトを中止 — Honda EV戦略の大転換が波及
Sony Honda Mobility(SHM)は3月25日、初号機AFEELA 1と第2モデルの開発・販売を中止すると発表した。HondaがEV電動化戦略を見直しHonda 0シリーズEV等を中止したことで、SHMが当初利用予定だったHonda側の技術・資産が提供不可能になったことが主因。Hondaは昨年度約70年ぶりの年間赤字を計上。政府はスタートアップ支援として3,500億円を投じ、J-RISE構想で海外トップ科学者の誘致も進める。
出典: CNBC, TechCrunch, BioSpectrum Asia — 2026年3月25日
🔮 考察
USD/JPY
▲ 上昇バイアス継続
上昇要因:原油高が日本の貿易赤字を拡大させ、円への構造的な売り圧力が持続。日本の原油輸入の94%が中東依存、74%がホルムズ経由。日米金利差(BOJ 0.75% vs Fed 3.50-3.75%)によるキャリートレード継続。FRBのドットプロットは年1回の利下げのみに下方修正され、ドル支持要因が強化。