2026.04.01 — WEDNESDAY

マーケットニュースダイジェスト

イラン大統領「停戦に前向き」でS&P500が+2.9%急騰 — 日経は-1.58%で3月は2008年以来最悪、トランプ訪中開始

地政学 米国株 日本株 原油 USD/JPY 関税 ゴールド

🌍 地政学・社会情勢

中東戦争 原油
イラン大統領ペゼシュキアン「特定の保証の下で敵対行為の終結に前向き」— S&P500が5月以来最大の+2.9%急騰
イランのペゼシュキアン大統領が「特定の保証の下で地域の敵対行為を終結させる用意がある」と表明し、停戦への期待が急激に高まった。この報道を受けてS&P500は+2.9%、ダウは+1,125ポイントと5月以来最大の上昇を記録。一方でホワイトハウスは「海峡再開はイラン戦争終結の核心目標ではない」と発表し、イランが海峡の大部分を封鎖し続けることを容認する可能性を示唆。約2,000隻の船舶が海峡の両側で立ち往生しており、4月中旬までに戦略備蓄が枯渇すれば供給喪失は日量900-1000万バレルに倍増する見通し。
出典: US News, NBC News, Time, Al Jazeera, Wikipedia — 2026年3月31日
関税
トランプ大統領、訪中開始 — 習近平との首脳会談で関税・台湾・イランが焦点
トランプ大統領が3月31日から4月2日の日程で訪中を開始。2017年以来の米大統領訪中。最高裁のIEEPA関税違憲判決で交渉力が弱体化する中、習近平主席との会談では122条の暫定15%関税と301条調査の扱いが焦点。米中は2025年11月の貿易休戦(2026年11月まで)の延長を協議する見込み。ただし半導体輸出規制や経済不均衡といった構造的課題の進展は困難とされ、「大豆の購入」など限定的な成果に留まるとの観測。習主席は台湾を「最重要課題」と主張。
出典: CNBC, Toda Peace Institute, SCMP — 2026年3月31日
今週の注目
3月は2008年以来最悪の月 — S&P500 -5.3%、日経 -13.2%、金 -14.6%
3月が終了し、主要指数は軒並みリーマンショック以来の月間下落率を記録。S&P500は-5.3%、日経225は-13.2%、TOPIX -11.2%で2008年以来最悪。金は-14.6%で2008年10月以来最大の月間下落。一方Brent原油は+50%超と戦争プレミアムで急騰。消費者信頼感指数は91.8と小幅改善も、期待指数は70.9に低下。Morningstarは4月のPCEインフレが3.5%まで加速すると予測。
出典: TheStreet, TradingNews, Morningstar — 2026年3月31日

💱 為替

USD/JPY
≈160.28
+0.37%
AUD/JPY
≈109.41
-0.90%
GBP/JPY
≈210.56
+0.21%
USD/JPY
円、160円台に再上昇 — イラン停戦期待でリスクオン、米金利低下も円安に寄与せず
ドル円は160.28円付近に戻り、再び介入警戒水準に接近。イラン停戦期待でリスクオンのドル買い。米10年債利回りは4.31%に低下したがドル円への影響は限定的。BOJの4月利上げ観測が浮上しており、日経の3月月間-13.2%の急落も円高方向の材料。トランプ訪中の結果と4月6日のイラン期限が次の方向性を左右。
出典: Google Finance, Yahoo Finance — 2026年3月31日
AUD/JPY GBP/JPY
AUD/JPY 110.5円に反発、GBP/JPY 211円台 — 週末のリスク再評価で小幅回復
AUD/JPYは先週の109.70円から110.50円に反発。パキスタン仲介による米イラン交渉進展への期待感がリスクセンチメントをやや改善させた。ただしテクニカル指標は依然弱気優勢で、109円割れのリスクは残る。GBP/JPYは211.00円で小幅高。ポンドは対ドルで底堅く推移しており、BOE据え置き観測がサポート。今週の雇用統計・パウエル講演を受けて方向感が定まる見通し。
出典: Yahoo Finance, RateMorph — 2026年3月29-30日

🛢 コモディティ

GOLD (XAU/USD)
$4,559
+1.06%
BRENT
$112.57
+4.22%
WTI
$102.68
-0.19%
BRENT WTI
原油は停戦期待で小幅安も$100超を維持 — Brent 3月月間+50%、Reutersは2026年予測を30%上方修正
WTIは$102.68(-0.19%)で小幅安。イラン停戦への期待が圧力だが、ホルムズ海峡の再開が不透明なため$100割れには至らず。Brentは3月月間で+50%超の急騰を記録し、Reutersのアナリスト調査では2026年のBrent予測が30%上方修正され$115-117に。米ガソリン価格は2022年以来初めて$4/ガロンを突破。EIAはQ2のBrent平均を$91/bblと予測するが、海峡閉鎖が続けばさらに上昇リスク。
出典: OilPrice.com, Reuters, EIA — 2026年3月31日
GOLD
金$4,559に反発 — 3月は-14.6%で2008年10月以来最悪の月、しかしウォール街は$6,000超維持
金は$4,559(+1.06%)に反発。3月月間では-14.6%と2008年10月以来最悪の下落を記録。年初の$5,627史上最高値からは約19%下落。停戦期待でリスクオン→金の安全資産需要低下の構図だが、パウエルの利上げ否定が下値サポート。ウォール街はJ.P.Morgan $6,300、Wells Fargo $6,100-6,300、UBS $6,200と強気目標を維持。4月のFOMC(パウエル最後の会合)の行方に注目。
出典: TradingNews, Investing.com, FXEmpire — 2026年3月31日

₿ 暗号資産

BTC/USD
≈$67,976
+2.05%
ETH/USD
≈$1,985
-4.05%
Fear & Greed
12/100
Extreme Fear
BTC
BTC $67,976(+2.05%)— 停戦期待でリスクオン、$67,000サポートが鍵
ビットコインは$67,976と+2.05%で反発。イラン停戦期待と株式市場の急騰がリスク資産全般を押し上げた。3月は+0.19%とほぼ横ばいで終了し、歴史的平均(+10.2%)を大幅に下回った。$67,000が重要サポートで、3日間の終値ベースでこれを下回ればさらなる下落リスク。Fear & Greed Indexは8の「Extreme Fear」。Polymarketでは4月前半は$66,000-68,000のレンジ(56%確率)と予測。CoinCodexは4月末に$73,069を予測。
出典: BeInCrypto, 99Bitcoins, CoinDCX, Yahoo Finance — 2026年3月31日
MINING AI
マイニング企業がAI事業に軸足移行 — ビットコイン売却圧力の一因に
Bitdeer、MARA Holdings、IRENなどの上場マイニング企業が、高エネルギーコストとハッシュプライスの低下を受けて大規模電力インフラをAI/HPCクラスター向けに転用する動きを加速している。一部マイニング企業は2026年末までに収益の70%をAI事業から得る見込みとの試算もある。このAIデータセンター転換の資金調達のためにBTCを売却しており、市場への供給圧力となっている。
出典: FX Leaders — 2026年3月28日

📈 株式指数

S&P 500
6,528.52
+2.91%
NASDAQ
21,592
+3.83%
日経225
51,064
-1.58%
VIX
31.05
+13.16%
S&P500 NASDAQ DOW
S&P500が+2.9%急騰、5月以来最大 — イラン停戦期待でダウ+1,125pt、NASDAQ+3.8%
イラン大統領の停戦前向き発言を受け、S&P500は+2.91%の6,528.52と5月以来最大の上昇。ダウは+1,125ポイント、NASDAQは+3.83%。Nvidia+5.6%、Microsoft+3.1%とテック大手が急反発。10年債利回りは4.31%に低下。ただし3月月間ではS&P500は-5.3%で終了し、月間ベースでは軟調。停戦が実現すれば原油急落→インフレ緩和→利下げ期待復活の好循環シナリオも。金曜の3月雇用統計が次の焦点。
出典: US News, CNBC, TheStreet — 2026年3月31日
日経225
日経225は-1.58%の51,064 — 3月月間-13.2%で2008年以来最悪、米ラリー前にクローズ
日経225は-1.58%の51,064で4日連続下落。TOPIXは-1.26%の3,498。3月月間では日経-13.23%、TOPIX-11.19%と2008年のリーマンショック以来最悪の月間パフォーマンス。韓国KOSPI-4.3%など、アジア市場は米国のイラン停戦ラリー(S&P+2.9%)前にクローズしたため恩恵を受けられず。4月1日の東京市場は米国の急騰を受けた反発が期待される。BOJ4月利上げ観測は継続。
出典: CNBC, Trading Economics, Nikkei — 2026年3月31日

🇯🇵 日本テクノロジー

半導体 METI
NTTデータ、生成AIでIT開発全工程を自動化 — 2026年度末までに導入予定
NTTデータグループが2026年度末までに、ITシステム開発のほぼ全工程を生成AIプラットフォームで自動化する計画を発表。日本のIT業界を悩ます慢性的な人手不足の解消を目指す。また日本はEUの研究・イノベーションプログラムに2026年度から参加予定で、量子コンピューティングや医療分野での国際連携を強化。工作機械大手のオクマ、DMG森精機、山崎マザックはトランプ関税の影響緩和に向け海外顧客開拓を加速。
出典: Nikkei Asia — 2026年3月31日
Nintendo ゲーム
Nintendo Switch 2、生産30%以上カット — 年末商戦の販売低迷が響く
任天堂がSwitch 2の生産を30%以上削減したことが3月25日に報じられた。2025年6月に記録的なデビューを飾ったSwitch 2だが、年末商戦の販売が経営陣の高い期待に届かず。中東紛争による消費者心理の冷え込みとインフレ圧力が家電・ゲーム市場にも波及している可能性がある。任天堂株は先週-3.2%と市場全体の下落に連動。
出典: The Japan Times, Nikkei — 2026年3月25日
AI EU-Japan
EU-Japan Digital Week 2026開催 — デジタルID相互運用ハッカソンを東京で実施
3月20日、EU-Japan Digital Week 2026が東京で開催され、EU・日本・インド太平洋の技術者がデジタル公共基盤の相互運用性に関するハッカソンを実施。EUのデジタルIDフレームワークと日本のデジタルアイデンティティエコシステムをブリッジするプロトタイプを設計した。AI、半導体、量子コンピューティング、HPCなど新興技術に焦点を当て、日EU間のデジタル協力が深化している。
出典: INPACE Hub — 2026年3月20日

🔮 考察

USD/JPY
▲ 上昇バイアス継続
上昇要因:停戦期待のリスクオンでドル買い。160円台に再上昇。トランプ訪中で米中関係安定化→ドル支持。原油$100超えが貿易赤字を拡大し構造的円安。

下落要因:停戦が実現すれば原油急落→円高。BOJ 4月利上げ観測が円高方向に。日経3月-13%の急落がBOJに利上げを促す材料に。

結論:停戦の進展度合いが全てを支配。実現なら155円方向、不発なら162円方向。4月6日期限が最大の分岐点。
AUD/JPY
▼ 下落圧力優勢
上昇要因:停戦期待でリスクオン。中国工業利益+15.2%は豪州資源輸出に追い風。

下落要因:AUD/JPY 109.41に下落。日経3月-13%でリスクオフ。米中首脳会談の結果次第。

結論:108-111円のレンジ。停戦が進めばリスクオン回帰で反発余地。
NASDAQ
▼ コレクション圏で下値模索
上昇要因:3/31に+3.83%と5月以来最大のリバウンド。Nvidia+5.6%でテック回復。停戦合意なら原油急落→インフレ緩和→利下げ期待復活。

下落要因:3月月間-5.3%。停戦が不発ならリバウンドの剥落リスク。雇用統計(金曜)が弱ければ景気後退懸念再燃。

結論:停戦ラリーの持続性が鍵。イラン側の正式回答と雇用統計で方向が決まる。21,500-22,500のレンジを想定。
日経225
▶ 方向感を模索中
上昇要因:米国S&P+2.9%の急騰を受けた反発が4/1東京市場で期待。51,064は3月-13%の売られ過ぎ水準。停戦実現なら大幅リバウンド。

下落要因:3月月間-13.23%で2008年以来最悪。BOJ4月利上げ観測。原油高で企業コスト増。

結論:米国の停戦ラリーを受けて4/1は反発見込み。52,000-54,000のレンジ。中期は停戦の行方次第。
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本記事は情報提供のみを目的としており、金融商品の売買の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。掲載されている情報は作成時点のものであり、正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。本記事に基づく投資行動による損失について、筆者・サイト運営者は一切の責任を負いません。

本記事に記載されているニュースは、CNBC、Bloomberg、Reuters、CNN、Al Jazeera、Trading Economics、Yahoo Finance、Investing.com、The Japan Times、EIA等の公開情報を参照し、筆者が独自に再構成したものです。各出典元の著作物をそのまま転載・翻訳したものではありません。

金融商品取引法に基づく表記:本記事は金融商品取引法第2条に定める金融商品取引業に該当する行為を行うものではありません。
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