2026.04.03 — FRIDAY

マーケットニュースダイジェスト

トランプ演説「今後2-3週間は猛攻撃」でWTI $111急騰 — S&P500 -1.3%でラリー帳消し、本日Good Friday休場

地政学 原油 米国株 日本株 USD/JPY ゴールド FRB

🌍 地政学・社会情勢

中東戦争 原油
トランプ演説「戦争目標は完了間近、だが今後2-3週間は猛攻撃」— WTI $111急騰、市場に衝撃
トランプ大統領は4月1日夜のプライムタイム演説で「イラン戦争の中核的な戦略目標は完了に近づいている」と述べつつ、「今後2〜3週間は極めて激しい攻撃を行う」と宣言。ホルムズ海峡の再開については具体的な計画を示さず、市場の停戦期待は急速に萎んだ。イランのハルグ島の軍事施設を「完全に壊滅させた」と主張。一方でイランとオマーンがペルシャ湾を出るタンカーへの通行料を調整中との報道もあり、部分的な物流正常化の兆しも。米国ガソリン平均価格は$4.06/ガロンに上昇(前月比+$1超)。
出典: CNBC, NBC News, CBS News, CNN — 2026年4月1-2日
関税
本日Good Friday — 米国市場は休場、雇用統計は日本時間21:30に発表
本日4月3日(金)はGood Friday(聖金曜日)でNYSE・NASDAQは終日休場。しかし3月雇用統計(非農業部門雇用者数)は日本時間21:30に予定通り発表される。アナリスト予想は+5万人(2月は-9.2万人と4ヶ月ぶりの減少)、失業率は4.4%で横ばい見込み。米国株式市場は月曜(日本時間4/7 22:30〜)まで反応できず、雇用統計の結果は週末を挟んで月曜の寄付きに集中する。為替・暗号資産は週末も取引可能なため、日本時間の今夜21:30以降に大きな変動リスク。自動車関税の免除は無期限延長された。
出典: Schwab, FXStreet, BLS, Tax Foundation — 2026年4月2-3日
今週の注目
「ホルムズ・ホープ」ラリーは1日で終了 — S&P500 -1.3%、トランプ演説で停戦期待剥落
前日のイラン停戦期待ラリー(S&P+0.72%、NASDAQ+1.16%)はわずか1日で帳消しに。トランプの「2-3週間猛攻撃」発言で原油が$111に急騰し、株式市場は一斉に売り。S&P500は-1.3%、NASDAQはさらに大きく下落。債券も売られ10年債利回りが上昇。トランプの発言がラリーを生んでは壊す「ウィップソー相場」が常態化。投資家は「トランプの言葉のインパクトは低下している」と指摘。4月6日のエネルギー施設攻撃期限まであと3日。
出典: Schwab, MarketScreener, Edward Jones — 2026年4月2-3日

💱 為替

USD/JPY
≈159.70
+0.69%
EUR/JPY
≈183.50
+0.11%
GBP/JPY
≈212.00
+0.89%
AUD/JPY
≈109.50
+0.46%
USD/JPY
円、159円台後半に反落 — トランプ演説で原油急騰→貿易赤字懸念再燃、Good Friday前のポジション調整も
ドル円は159.70円付近に戻り、前日の158円台円高から反転。トランプの「猛攻撃継続」発言でWTIが$111に急騰し、エネルギー輸入コスト拡大→円安圧力。EUR/JPYは183.50円、GBP/JPYは212.00円。Good Friday休場を前にポジション調整のドル買いも。雇用統計が休場日に発表されるため、月曜のオープンに大きなギャップが生じるリスクがある。BOJ4月利上げ観測は維持。
出典: Yahoo Finance, Investing.com — 2026年4月2-3日
AUD/JPY GBP/JPY
クロス円は方向感欠如 — AUD/JPY 109.50円、GBP/JPY 212円、リスクオフとリスクオンが交錯
AUD/JPYは109.50円で推移。トランプ演説後のリスクオフで一時売られたが、日銀短観改善による円高圧力とコモディティ高の豪ドル支援が拮抗。GBP/JPYは212.00円と前日比+0.89%。本日のGood Fridayで米国株式市場は休場だが、為替市場は日本時間21:30の雇用統計発表に反応する見込み。週末を挟むためポジション調整の動きにも注意。
出典: Yahoo Finance, Investing.com — 2026年4月2-3日

🛢 コモディティ

GOLD (XAU/USD)
$4,633
-2.63%
BRENT
$112.57
+4.22%
WTI
$111.29
+8.05%
BRENT WTI
WTI $111急騰 — トランプ「猛攻撃継続」でホルムズ再開の見通し消滅、戦争開始来の最高値圏
WTIは$111.29と前日から+8%超の急騰で戦争開始以来の最高値圏に。Brentは$107.57。トランプの「2-3週間猛攻撃」演説がホルムズ海峡再開の期待を完全に打ち消した。イランとオマーンがタンカー通行料を調整中との報道もあるが、日量2000万バレルの正常化には程遠い。アナリストは4月中旬までにSPRが枯渇し、供給喪失が倍増する可能性を警告。ガソリン$4.06は2022年以来最高。
出典: OilPrice.com, MarketScreener, CNBC — 2026年4月2-3日
GOLD
金$4,633に急落-2.6% — 原油急騰→金利上昇→金に逆風の構図が再燃
金は$4,633と-2.63%で急落。原油$111急騰→インフレ期待上昇→金利上昇期待→金の機会コスト増という逆風が再燃。前日の$4,784からの下落は日中レンジ$4,555-$4,801と荒い値動き。ただし戦争リスク自体は消えておらず、地政学プレミアムは維持。FRBは年内1回の利下げを予想も、原油高でさらに後ろ倒しリスク。Morgan Stanleyは利下げを9月・12月に後ろ倒し予測。
出典: Investing.com, TradingEconomics, Morgan Stanley — 2026年4月2-3日

₿ 暗号資産

BTC/USD
≈$66,246
-3.43%
ETH/USD
≈$1,985
-4.05%
Fear & Greed
12/100
Extreme Fear
BTC
BTC $66,246(-3.4%)— 停戦ラリー帳消し、原油$111急騰でリスクオフに反転
ビットコインは$66,246と-3.43%で急落。トランプ演説後のリスクオフで株式市場と連動して下落。$67,000のサポートを下回り、$66,000が次の重要ラインに。アナリストは$67,000を3日連続で終値ベースで割り込むと下落加速を警告。明日Good Fridayで株式市場が休場の中、暗号資産は24時間取引のため週末に大きな変動が起きやすい。雇用統計の結果次第で月曜に方向感。
出典: Fortune, BeInCrypto, Yahoo Finance — 2026年4月2日
MINING AI
マイニング企業がAI事業に軸足移行 — ビットコイン売却圧力の一因に
Bitdeer、MARA Holdings、IRENなどの上場マイニング企業が、高エネルギーコストとハッシュプライスの低下を受けて大規模電力インフラをAI/HPCクラスター向けに転用する動きを加速している。一部マイニング企業は2026年末までに収益の70%をAI事業から得る見込みとの試算もある。このAIデータセンター転換の資金調達のためにBTCを売却しており、市場への供給圧力となっている。
出典: FX Leaders — 2026年3月28日

📈 株式指数

S&P 500
6,504
-1.30%
NASDAQ
21,750
-0.40%
日経225
54,100
+0.70%
VIX
31.05
+13.16%
S&P500 NASDAQ DOW
S&P500 -1.3%で前日ラリーを帳消し — トランプ演説に失望、原油$111が全セクターを圧迫
S&P500は-1.3%の6,504で早期取引から急落。トランプの「猛攻撃2-3週間継続」演説でホルムズ再開の具体策がなく、前日の「ホルムズ・ホープ」ラリーを完全に帳消しに。NASDAQ -0.4%、ラッセル2000はさらに大きく下落。WTI $111が企業コスト増とインフレ懸念を再燃。債券も売られ利回りが上昇。明日のGood Friday休場とNFP発表が重なり、週末リスクが市場の重荷。
出典: Schwab, MarketScreener, Edward Jones — 2026年4月2-3日
日経225
日経225は+0.7%の54,100 — 米株安の影響限定、日銀短観の製造業改善が下支え
日経225は+0.7%の54,100で3日連続高。米国でのS&P500 -1.3%の影響は限定的で、日銀短観の大企業製造業DI改善(16→17で4四半期連続)がセンチメントを支えた。非製造業DIは36で横ばい。富士通と大阪大学が量子コンピューター産業応用の新技術「STARアーキテクチャー第3世代」を発表し、テックセクターの注目材料に。ただし原油$111急騰はエネルギー輸入コスト増→企業マージン圧迫リスク。
出典: Trading Economics, Yahoo Finance, 日経 — 2026年4月3日

🇯🇵 日本テクノロジー

半導体 METI
富士通×大阪大、量子コンピューター新技術を発表 — STARアーキテクチャー第3世代
富士通と大阪大学が3月25日、量子コンピューターの産業応用を加速する2つの新技術を発表。独自の量子計算方式「STARアーキテクチャー」第3世代と分子モデルの最適化技術を開発。量子計算の実用化に向けた大きな一歩。またソニー・ホンダモビリティがEV2車種の開発中止を正式発表(3/25)。Hondaの方針転換で事業継続困難に。JAPANローミング(4社+沖縄セルラー)は4/1に稼働開始し、どのキャリアでも圏外を減らす取り組みが本格化。
出典: 日経クロステック, PR TIMES — 2026年3月25日-4月1日
Nintendo ゲーム
Nintendo Switch 2、生産30%以上カット — 年末商戦の販売低迷が響く
任天堂がSwitch 2の生産を30%以上削減したことが3月25日に報じられた。2025年6月に記録的なデビューを飾ったSwitch 2だが、年末商戦の販売が経営陣の高い期待に届かず。中東紛争による消費者心理の冷え込みとインフレ圧力が家電・ゲーム市場にも波及している可能性がある。任天堂株は先週-3.2%と市場全体の下落に連動。
出典: The Japan Times, Nikkei — 2026年3月25日
AI EU-Japan
EU-Japan Digital Week 2026開催 — デジタルID相互運用ハッカソンを東京で実施
3月20日、EU-Japan Digital Week 2026が東京で開催され、EU・日本・インド太平洋の技術者がデジタル公共基盤の相互運用性に関するハッカソンを実施。EUのデジタルIDフレームワークと日本のデジタルアイデンティティエコシステムをブリッジするプロトタイプを設計した。AI、半導体、量子コンピューティング、HPCなど新興技術に焦点を当て、日EU間のデジタル協力が深化している。
出典: INPACE Hub — 2026年3月20日

🔮 考察

USD/JPY
▲ 上昇バイアス継続
上昇要因:原油$111急騰→貿易赤字拡大→円安。トランプ「猛攻撃」で停戦期待剥落→ドル買い。Good Friday前のポジション調整。

下落要因:BOJ4月利上げ観測が継続。雇用統計が弱ければ利下げ期待→ドル安。日銀短観の改善が円の下支え。

結論:158-161円のレンジ。雇用統計(本日21:30発表→為替は即座に反応)が次の方向性を決定。4月6日のエネルギー攻撃期限も引き続き最大変数。
AUD/JPY
▼ 下落圧力優勢
上昇要因:AUD/JPY 109.50円。原油高はコモディティ通貨の豪ドルに間接的な恩恵。

下落要因:リスクオフで豪ドル売り圧力。BOJ利上げで円高方向。4月6日エスカレーションなら急落リスク。

結論:108-111円。原油高と円高の綱引き。雇用統計と4月6日期限が方向性を決定。
NASDAQ
▼ コレクション圏で下値模索
上昇要因:雇用統計が弱ければ利下げ期待復活→テック買い。4月6日停戦合意なら急反発。

下落要因:-0.4%で前日ラリーを帳消し。原油$111がコスト増。本日Good Friday休場で来週月曜(日本時間4/7 22:30〜)にギャップリスク。

結論:21,000-22,000。来週月曜に雇用統計への反応が集中。4月6日期限が全ての鍵。
日経225
▶ 方向感を模索中
上昇要因:54,100で3日連続高。日銀短観4四半期連続改善。富士通の量子技術など個別材料も。米株安の影響が限定的。

下落要因:原油$111がコスト増。BOJ4月利上げ→円高リスク。4月6日にエスカレーションなら大幅安。

結論:53,000-55,500。日銀短観の底堅さと米株からの独立性が光る。4月6日期限が最大リスク。
PR — 広告
FX取引を始めるなら
当サイトの為替分析を参考に実際の取引をお考えの方へ。FX取引高3年連続世界第1位のDMM FXなら、最短即日で口座開設が可能です。
【PR】DMM FX の詳細を見る → 【PR】DMM CFD の詳細を見る →
※ 投資にはリスクが伴います。FX取引は元本を超える損失が発生する可能性があります。
⚠️ 免責事項・ディスクレーマー
本記事は情報提供のみを目的としており、金融商品の売買の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。掲載されている情報は作成時点のものであり、正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。本記事に基づく投資行動による損失について、筆者・サイト運営者は一切の責任を負いません。

本記事に記載されているニュースは、CNBC、Bloomberg、Reuters、CNN、Al Jazeera、Trading Economics、Yahoo Finance、Investing.com、The Japan Times、EIA等の公開情報を参照し、筆者が独自に再構成したものです。各出典元の著作物をそのまま転載・翻訳したものではありません。

金融商品取引法に基づく表記:本記事は金融商品取引法第2条に定める金融商品取引業に該当する行為を行うものではありません。
🏠