2026.04.10 — FRIDAY

マーケットニュースダイジェスト

停戦ラリー7日続伸 — S&P500 +0.62%でYTDプラス転、日経は利益確定で-0.73%反落、原油は$95台で下げ止まり

停戦 USD/JPY 原油 ゴールド 米国株 日本株 ビットコイン

🌍 地政学・社会情勢

停戦 S&P500
中東和平交渉の進展でウォール街7日続伸 — S&P500がYTDプラス転、ダウも年初来プラスに
4月9日(木)の米国市場は、中東和平交渉の進展がセンチメントを好転させS&P500は7日続伸(10月以来の最長)で6,824.66(+0.62%)に到達。ダウは48,185(+0.58%)でYTDプラスに転換。ただしNYセッション序盤は「停戦合意が疑問視」との報道で一時下落。その後「中東情勢緩和の新たな兆候」が伝わると幅広い銘柄が買われ、上昇して終了した。原油はイランがホルムズ海峡のアクセスを依然コントロールしているとの認識からWTIが一時$100超えまで上昇する場面も。
出典: CNBC, Yahoo Finance — 2026年4月9日
停戦リスク 原油
「脆弱な停戦」に市場は警戒 — 原油$95台で下げ止まり、ホルムズ開放は未実現
停戦合意から2日が経過したが、イランによるホルムズ海峡の完全開放はまだ実現していない。WTIは$97.87(+3.66%)に反発し、一時$100後半に回復する場面もあった。Reutersは「米国とイランの脆弱な停戦に市場は警戒、ドルは反発に苦戦」と報じ、停戦の持続性に対する不信感が根強い。2月米PCEコア・デフレーターは前年比+3.0%で予想通りだったが、原油高が持続すればインフレ再燃リスクも。
出典: CNBC, Bloomberg — 2026年4月9-10日

💱 為替

USD/JPY
158.99
-0.01%
EUR/JPY
186.05
+0.02%
GBP/JPY
213.62
-0.01%
AUD/JPY
112.63
+0.01%
USD/JPY 介入警戒
USD/JPY 158.99円で3日ぶり反発 — 「有事のドル買い」巻き戻し一巡、159円台を回復
USD/JPYは158.99円で3日ぶりに反発。NYセッションでは一時159.18円と日通し高値を更新し、原油先物の$102台回復がドル買いを後押しした。一方で序盤は「有事のドル買い」巻き戻しで159円割れまで失速する場面も。2月米PCEコアは前年比+3.0%で予想通りだったが市場の反応は限定的。次回の日銀会合は4月27-28日
出典: CNBC, Trading Economics — 2026年4月7-8日
クロス円 EUR/JPY
EUR/JPY 186.05円に上昇 — AUD/JPY 112.63円、クロス円は停戦楽観でじり高
EUR/JPY 186.05円(+0.02%)と2カ月ぶり高値圏を維持。GBP/JPY 213.62円(-0.01%)、AUD/JPY 112.63円(+0.01%)とクロス円はほぼ横ばい〜じり高。和平交渉の進展期待でリスクオン通貨への選好が継続。豪テクニカルは14日RSI 60%台で上昇余地あり。
出典: Japan Times — 2026年4月8-9日

🛢 コモディティ

GOLD (XAU/USD)
$4,765
+0.98%
BRENT
$95.92
+1.23%
WTI
$97.87
+3.66%
WTI BRENT
WTI $97.87(+3.66%)に反発 — 「ホルムズは未開放」の認識で原油買い戻し、一時$100超え
停戦合意にもかかわらず、イランがホルムズ海峡のアクセスを依然コントロールしているとの認識が広がり、原油は買い戻された。WTIは$97.87(+3.66%)に上昇し、一時$100後半まで回復する場面も。Brentは$95.92(+1.23%)で前日の$94.75から小幅反発。停戦中は爆撃が停止されたものの海峡の航行安全性は未確認であり、市場は「停戦≠ホルムズ開放」と見ている。原油が$95台で下げ止まれば、インフレ圧力の緩和は限定的。
出典: FinancialContent, FXStreet, EnergyNow — 2026年4月7-8日
GOLD
金$4,765(+0.98%)— $4,700台に回復、ドル安と停戦不透明感が下支え
金価格(XAU/USD)は$4,765(+$46、+0.98%)に反発。停戦の脆弱性が認識される中、安全資産需要が完全には剥落せず、ドル安も追い風に。PCEコア+3.0%は予想通りで市場への影響は限定的だったが、原油が$95台で下げ止まりインフレ圧力が残る場合、FRBの利下げ先送りの可能性も。FOMCは4月28-29日開催予定。
出典: Investing.com, LiteFinance — 2026年4月8日

₿ 暗号資産

BTC/USD
$72,414
+1.87%
ETH/USD
$2,214
+1.10%
Fear & Greed
40/100
Fear
BTC イラン期限
BTC $72,414(+1.87%)— $72,000台に上昇、停戦楽観でリスクオン継続
BTCは$72,414(+1.87%)に続伸し、$72,000台を回復。中東和平交渉の進展でリスク選好が維持されている。$70,000のサポートが固まり、次の抵抗は$75,000付近。停戦の持続性と原油動向が引き続きセンチメントを左右する。
出典: CoinDesk, Fortune — 2026年4月7-8日
ETH
ETH $2,214(+1.10%)— 財団5,000ETH売却の影響は限定的、$2,200台を維持
ETHは$2,214(+1.10%)で小幅高。イーサリアム財団の5,000ETH売却(CoWSwap TWAP経由でステーブルコインに転換)発表の影響は限定的で、停戦ラリーのリスクオンムードが吸収。財団は年間運営費を資産の15%・2.5年分のバッファ維持を方針としており、今回の売却は財務刷新の一環。
出典: Fortune, CoinDesk — 2026年4月7-8日

📈 株式指数

S&P 500
6,825
+0.62%
NASDAQ
22,822
+0.83%
日経225
55,895
-0.73%
VIX
24.17
-1.5%
S&P500 NASDAQ
S&P500 6,825(+0.62%)で7日続伸 — ダウYTDプラス転、NASDAQ 22,822(+0.83%)
4月9日(木)の米国市場は停戦楽観が持続しS&P500は7日続伸(10月以来の最長連騰)で6,824.66(+0.62%)。NASDAQは22,822.41(+0.83%)。ダウは48,185.80(+275.88、+0.58%)でYTDプラスに転換。序盤は「停戦合意が疑問視」で一時下落したが、「中東情勢緩和の新たな兆候」報道で幅広い銘柄が上昇し引けにかけて持ち直した。PCEコア+3.0%は予想通りで市場への影響は限定的。
出典: Yahoo Finance, CNBC (Apple), Nikkei Asia — 2026年4月7日
日経225
日経225は55,895(-0.73%、-413円)— 前日+5.39%の反動で利益確定売り
4月9日(木)の日経225は55,895.27(-413.10、-0.73%)と5日ぶりに反落。前日の+5.39%(歴代3位の上げ幅)からの利益確定売りが優勢。原油価格が$95台から$97台に反発したことでエネルギーコスト懸念も再浮上。TOPIX指数は-0.9%の3,741。停戦の不確実性が残る中、当面は55,000〜57,000のレンジで推移か。
出典: Investing.com — 2026年4月7日

🇯🇵 日本テクノロジー

半導体 再編
三菱電機・東芝・ロームがパワー半導体事業の統合協議 — 実現すれば世界2位
三菱電機、東芝、ロームの3社はパワー半導体事業の統合に向けた覚書(MOU)段階の協議に入った。統合が実現すれば独インフィニオンに次ぐ世界2位のパワー半導体メーカーが誕生する。三菱電機はSiC MOSFETやドライバIC、ロームはMCU・電力管理IC・センサーを持ち寄る構想。デンソーによるローム買収提案($83億)との競合も注目される。AI・データセンター市場の急拡大を背景に、日本の半導体産業の再編が加速している。
出典: Nikkei Asia, Japan Times — 2026年4月
Rapidus 富士通
Rapidusが2nmパイロットライン稼働、富士通は1.4nm AIチップを国内設計・製造へ
国産先端半導体ファウンドリのRapidusが、IBMと共同開発した2nmプロセスのパイロットラインを稼働させた。同時期に富士通は設計から製造まで100%国内で完結する1.4nm AIチップの開発計画を発表。経産省はFY2026の半導体・AI予算を約1.23兆円(前年比約4倍)に拡大しており、Japan IT Week春2026(東京ビッグサイト、4/8-10)では組込みAI・エッジコンピューティングの最新技術が展示された。
出典: Rapidus, DigiTimes — 2026年4月

🔮 考察

USD/JPY
▶ 158.99円で3日ぶり反発も方向感乏しく、159円台を中心に膠着
上昇要因:「有事のドル買い」巻き戻し一巡で反発。原油$97台への回帰がドルを下支え。PCEコア+3.0%でFRB利下げ先送り観測。

下落要因:停戦が恒久化すれば原油$85台→貿易赤字縮小→円高加速。日銀4月利上げ観測。ドル反発に苦戦との指摘。

結論:157-161円。停戦の行方次第。ホルムズ開放実現なら原油$85→157円台。停戦決裂なら原油$110→160円台。
AUD/JPY
▲ 112.63円に上昇 — リスクオン継続でRSI 60%台、上昇余地あり
上昇要因:停戦楽観でリスクオン通貨の豪ドルが底堅い。14日RSI 60%台で上昇余地あり。

下落要因:日銀利上げ→円高リスク。原油反発は豪ドルに追い風だが、中国経済減速懸念。

結論:111-114円。停戦持続+リスクオンなら113円台へ。停戦決裂なら109円台。
NASDAQ
▲ 22,822で7日続伸 — 停戦楽観で10月以来の最長連騰
上昇要因:7日続伸で22,822。和平交渉進展が幅広い銘柄を押し上げ。PCEコア+3.0%は予想通りで利下げ観測に影響なし。

下落要因:停戦の脆弱性。原油が$95台で下げ止まりインフレ懸念は完全には払拭されず。連騰後の利益確定リスク。

結論:22,000-23,500。停戦が恒久化の方向に進めば23,000突破。ホルムズ開放が遅延すれば22,000割れも。
日経225
▶ 55,895で5日ぶり反落 — 利益確定消化後の方向性は停戦次第
上昇要因:25日線突破後のテクニカル好転は継続。半導体再編(三菱電機/東芝/ローム)、Rapidus 2nm、富士通1.4nm AIチップなど個別材料が豊富。

下落要因:前日+5.39%の反動。原油$97台への反発でエネルギーコスト懸念再浮上。日銀4月利上げ→円高リスク。

結論:54,500-57,500。55,000が短期サポート。停戦+ホルムズ開放なら57,000台回復。決裂なら53,000台。
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本記事に記載されているニュースは、CNBC、Bloomberg、Reuters、CNN、Al Jazeera、Trading Economics、Yahoo Finance、Investing.com、The Japan Times、EIA等の公開情報を参照し、筆者が独自に再構成したものです。各出典元の著作物をそのまま転載・翻訳したものではありません。

金融商品取引法に基づく表記:本記事は金融商品取引法第2条に定める金融商品取引業に該当する行為を行うものではありません。
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