2026.04.11 — SATURDAY

マーケットニュースダイジェスト

日経+1,029円で56,924円に急反発、一時57,000円突破 — 米3月CPI +3.3%は予想下回る、アジア株は2022年以来最高の週

CPI USD/JPY 原油 ゴールド 米国株 日本株 ビットコイン

🌍 地政学・社会情勢

CPI 米国株
米3月CPI +3.3%は予想下回る — ガソリン+21.2%もコアCPI +2.6%で鈍化、市場は冷静
4月10日発表の米3月CPIは前年比+3.3%(2年ぶり高水準)だったが、市場予想を下回りディスインフレ継続が確認された。前月比は+0.9%で、イラン戦争によるエネルギーコスト急騰(エネルギー+10.9%、うちガソリン価格は月間+21.2%の記録的上昇)が押し上げた。一方、コアCPI(食品・エネルギー除く)は前月比+0.2%、前年比+2.6%(前月+2.5%から小幅加速)にとどまった。株式先物は小幅高で反応は限定的、米国債利回りはまちまちの展開。
出典: CNBC, BLS, CNN Business — 2026年4月10日
和平協議 アジア株
米・イラン協議控えアジア株は2022年以来最高の週 — 米国株は「希望の光」
米イラン停戦合意から3日、週末にかけてアジア株は2022年以来最高の週となった。Reutersは「米・イラン協議を控え、アジア株は2022年以来最高の週となる」と報じ、停戦が恒久化に向かうとの期待感が継続。4/10のNYセッション終盤には為替市場でドルが「最高値を更新」する局面もあり、Reutersは米国株の週足を「希望の光」と総括した。週間為替展望では米・イラン和平協議を最重要テーマに挙げている。原油相場は週間ベースで下落し、停戦の恩恵が定着しつつある。
出典: Reuters, Bloomberg — 2026年4月10-11日

💱 為替

USD/JPY
159.27
+0.17%
EUR/JPY
186.76
+0.40%
GBP/JPY
214.39
+0.35%
AUD/JPY
112.50
-0.10%
USD/JPY 介入警戒
USD/JPY 159.27円で続伸 — 予想下回るCPIで21日線を巡る攻防、14日RSI 68%台
USD/JPYは159.27円(+0.17%)と続伸し、NY終値ベースでも159.27円で引けた。米3月CPI発表直後は159.02円前後まで下押ししたが、予想を下回る結果後に買い戻しが入り高値を更新。テクニカル面では159円前半の21日線を巡る攻防となり、14日RSIは68%台まで上昇。東京セッションでは日経平均の大幅高(+1,028円)に連動してドル買い・円売りが進んだ。次回の日銀会合は4月27-28日
出典: CNBC, Trading Economics — 2026年4月7-8日
クロス円 EUR/JPY
EUR/JPY 186.76円・GBP/JPY 214.39円で高値更新 — 欧州通貨が堅調、ユーロ円は2カ月ぶり高値
EUR/JPY 186.76円(+0.40%)と約2カ月ぶり高値を更新、4/10のレンジは186.88-185.95GBP/JPY 214.39円(+0.35%)も上昇。AUD/JPYは112.50円(-0.10%)と小幅安。欧州通貨が総じて堅調で、FISCOは「欧州通貨は堅調」と報じた。豪ドル円は112.70-80円から売りオーダーが並び上値が重い展開。
出典: Japan Times — 2026年4月8-9日

🛢 コモディティ

GOLD (XAU/USD)
$4,750
-0.33%
BRENT
$95.20
-0.75%
WTI
$96.57
-1.33%
WTI BRENT
WTI $96.57(-1.33%)で週間下落 — 米・イラン和平協議進展で売り優勢に転じる
4/10(金)の原油市場は週間ベースで下落。WTIは$96.57(-1.33%)、Brentは$95.20(-0.75%)で引け、いずれも$100を大きく割り込んだ水準で取引された。Reutersは「米・イラン協議控え株高、原油は週間で下落へ」と報じ、和平協議の進展期待が原油売りを誘った。一時はホルムズ海峡未開放を懸念する買いが入ったが、引けにかけて「停戦恒久化」シナリオの織り込みが優勢。戦前水準($73)からは依然+30%高だが、ピーク時の$118からは-20%の調整局面入り。
出典: FinancialContent, FXStreet, EnergyNow — 2026年4月7-8日
GOLD
金$4,750(-0.33%)— CPI後のドル高で上値重く小幅安、$4,700台を維持
金価格(XAU/USD)は$4,750(-$16、-0.33%)と小幅安。予想を下回る米3月CPIで利下げ観測がやや後退し、ドル買いが進んだ影響で上値が重い。ただし$4,700台のサポートは維持されており、停戦後の調整局面でもリスクヘッジ需要は底堅い。FOMCは4月28-29日開催予定で、インフレ沈静化が確認されれば利下げ観測が復活し金には追い風。
出典: Investing.com, LiteFinance — 2026年4月8日

₿ 暗号資産

BTC/USD
$73,051
+1.74%
ETH/USD
$2,249
+2.70%
Fear & Greed
40/100
Fear
BTC イラン期限
BTC $73,051(+1.74%)— $73,000台に上昇、今月初の上昇基調も1指標が半減
BTCは$73,051(+1.74%)に続伸し、$73,000台に到達。停戦楽観と予想下回りのCPIを受けたリスクオンムードで上昇が継続。Beincryptoは「BTCは今月初の上昇基調も1指標が半減」と報じており、価格は上昇基調だが一部オンチェーン指標は慎重な動き。$70,000のサポートが固まり、次の抵抗は$75,000付近。
出典: CoinDesk, Fortune — 2026年4月7-8日
ETH
ETH $2,249(+2.70%)— BTCを上回る上昇率、$2,250台に到達
ETHは$2,249(+2.70%)とBTC(+1.74%)を上回る上昇率で大幅高。リスクオン回帰でアルトコインへの資金流入が加速し、$2,250台に到達。財団の5,000ETH TWAP売却の影響は市場に完全に吸収され、上値追いの展開となった。次の抵抗は$2,300付近で、突破すれば$2,400台も視野に入る。
出典: Fortune, CoinDesk — 2026年4月7-8日

📈 株式指数

S&P 500
6,817
-0.11%
NASDAQ
22,903
+0.35%
日経225
56,924
+1.84%
VIX
24.17
-1.5%
S&P500 NASDAQ
S&P500 6,817(-0.11%)で8日続伸ストップ、NASDAQ +0.35%はハイテク株主導で最高値圏
4月10日(金)の米国市場は、S&P500が6,816.89(-0.11%)と小幅反落し7日続伸がストップ(10月以来の最長連騰)。一方NASDAQは22,902.88(+0.35%)とハイテク株主導で続伸し最高値圏。Reutersは「S&P500、ナスダックはインフレ指標後のハイテク株上昇で上昇、中東情勢の緊迫化が焦点」と報じた。週末にかけてReutersは米国株の週足を「希望の光」と総括。CPIが予想を下回ったことで利下げ期待が下支え。
出典: Reuters, CNBC — 2026年4月10日
出典: Yahoo Finance, CNBC (Apple), Nikkei Asia — 2026年4月7日
日経225
日経225が56,924円で+1,028円の大幅反発 — 一時57,000円突破、13週線上方に復帰
4月10日(金)の日経225は56,924.11円(+1,028.79、+1.84%)で大引け。一時57,000円を超える展開となり、前場から+1,054円高と上昇幅を拡大。テクニカル面では13週線上方に復帰し大幅反発の形となった。企業決算や米経済指標への期待、米・イラン協議控えのリスクオンが追い風。日経VI(ボラティリティ指数)は低下し警戒感が緩和。Reutersによるとアジア株は2022年以来最高の週となった。
出典: FISCO, Reuters — 2026年4月10日

🇯🇵 日本テクノロジー

半導体 再編
三菱電機・東芝・ロームがパワー半導体事業の統合協議 — 実現すれば世界2位
三菱電機、東芝、ロームの3社はパワー半導体事業の統合に向けた覚書(MOU)段階の協議に入った。統合が実現すれば独インフィニオンに次ぐ世界2位のパワー半導体メーカーが誕生する。三菱電機はSiC MOSFETやドライバIC、ロームはMCU・電力管理IC・センサーを持ち寄る構想。デンソーによるローム買収提案($83億)との競合も注目される。AI・データセンター市場の急拡大を背景に、日本の半導体産業の再編が加速している。
出典: Nikkei Asia, Japan Times — 2026年4月
Rapidus 富士通
Rapidusが2nmパイロットライン稼働、富士通は1.4nm AIチップを国内設計・製造へ
国産先端半導体ファウンドリのRapidusが、IBMと共同開発した2nmプロセスのパイロットラインを稼働させた。同時期に富士通は設計から製造まで100%国内で完結する1.4nm AIチップの開発計画を発表。経産省はFY2026の半導体・AI予算を約1.23兆円(前年比約4倍)に拡大しており、Japan IT Week春2026(東京ビッグサイト、4/8-10)では組込みAI・エッジコンピューティングの最新技術が展示された。
出典: Rapidus, DigiTimes — 2026年4月

🔮 考察

USD/JPY
▲ 159.27円で続伸、14日RSI 68%台 — 21日線を巡る攻防
上昇要因:米3月CPI +3.3%は予想下回るもコアCPI +2.6%で前月から加速。ドル買いが再燃。日経平均の大幅高(+1,028円)連動。日銀利上げ観測は残るが慎重姿勢。

下落要因:和平協議恒久化シナリオ→原油安継続→貿易赤字縮小→円高。14日RSI 68%台で買われすぎ水準接近。

結論:158-161円。21日線(159円前半)を巡る攻防継続。米・イラン和平協議の進展度合いが最大の材料。次回日銀会合4/27-28までは方向感乏しい展開か。
AUD/JPY
▶ 112.50円で112円後半の売りオーダーに上値抑制
上昇要因:5日線(111円後半)が支持線として機能。リスクオンムードで豪ドル買い継続。

下落要因:112.70-80円帯に売りオーダー集中、14日RSI 60%台で上昇余地はあるが抵抗線が厚い。原油安は豪ドルに中立〜マイナス。

結論:111-114円。112.80円の抵抗突破なら113円台、割れれば111円台へ。ボリバン上限付近でのもみ合い継続か。
NASDAQ
▲ 22,903(+0.35%)最高値圏 — CPI下振れでハイテク株に買い集中
上昇要因:予想下回るCPI(+3.3%)でFRB利下げ期待が下支え。ハイテク株への買い集中で最高値圏を維持。S&P500は続伸停止も22,903は強い。週足は「希望の光」。

下落要因:原油$95-97レンジで下げ止まりインフレ懸念はなお残る。停戦の脆弱性と恒久化の不透明感。

結論:22,500-23,500。CPIの鈍化継続 + 停戦恒久化なら23,500突破。停戦決裂+原油再騰なら22,000割れリスク。
日経225
▲ 56,924円で+1,028円の大幅反発 — 一時57,000円突破、13週線上方復帰
上昇要因:原油が週間ベースで下落しエネルギーコスト懸念が後退。13週線上方復帰でテクニカル面も強気転換。日経VIは低下し警戒感緩和。半導体再編(三菱電機/東芝/ローム)、Rapidus 2nm稼働などの個別材料が継続。

下落要因:57,000円は強い抵抗線。急騰後の利益確定売り。日銀4月利上げ観測で円高リスク。

結論:55,500-58,000。57,000円を明確に突破すれば58,000台も視野。アジア株が2022年以来最高の週となっており、モメンタムは強い。次回日銀4/27-28会合が最大のイベントリスク。
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本記事は情報提供のみを目的としており、金融商品の売買の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。掲載されている情報は作成時点のものであり、正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。本記事に基づく投資行動による損失について、筆者・サイト運営者は一切の責任を負いません。

本記事に記載されているニュースは、CNBC、Bloomberg、Reuters、CNN、Al Jazeera、Trading Economics、Yahoo Finance、Investing.com、The Japan Times、EIA等の公開情報を参照し、筆者が独自に再構成したものです。各出典元の著作物をそのまま転載・翻訳したものではありません。

金融商品取引法に基づく表記:本記事は金融商品取引法第2条に定める金融商品取引業に該当する行為を行うものではありません。
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