トランプ大統領は4/22、イランとの停戦を無期限延長することを正式発表しました(Yahoo Finance: "Trump extended a ceasefire in the Iran-US war indefinitely")。これは火曜の「延長望まない」発言からの反転Truth Social声明を公式化したもので、市場は「テール・リスク(最悪シナリオ)の一時的回避」と解釈。S&P500は7,137.90(+73.89、+1.05%)、NASDAQは24,657.56(+397.59、+1.64%)でともに史上最高値を更新。NASDAQは13連騰終了後の2日続落からV字回復で新記録。Yahoo Financeは「tech led the markets higher after President Trump extended a ceasefire indefinitely」と報じています。Reuters(4/23 05:32)も「停戦期待で株高、試される停戦で原油上昇」と速報。ただしトランプは「米軍にホルムズ封鎖の継続を命じた」と表明しており、完全な和平合意ではなく「時間稼ぎ」の色彩が強い。ウォーシュ次期FRB議長も「体制変更(regime change)」公約で指名公聴会を乗り切り(4/21)、4/23のテスラ・IBM決算も追い風に。
停戦延長と並行して、イランは4/22にホルムズ海峡で船舶3隻に発砲し、うち2隻を拿捕する新たな挑発行為を実施しました(local10 / Bloomberg: "Iran fired on three ships in the strait and seized two of them on Wednesday")。トランプの「封鎖継続」発言への反撃とみられ、Brent原油は$101.91(+3.48%、+$3.43)で$100の大台を突破。Reuters(4/23 04:10)は「停戦緩和で株価上昇、停戦が試される中、原油は上昇」と報じ、米株最高値と原油$100突破の逆相関パラドックスが発生。WTI(CL1)は$92.61(-0.38%、-$0.35)と小反落しスプレッドは$9.30で依然拡大、国際エネルギー供給リスクが米国内の在庫状況を上回っていることを示します。ホルムズ通過船舶は依然として低調で、Bloomberg表現の「blockade keeps flows locked up(封鎖で流れが止まっている)」状態が続きます。米EIA週次在庫統計(日本時間4/23深夜)、および本日4/23のテスラ・IBM決算が次の材料。